平成23年度子どもたちの個性と健康を育む地域連携支援事業
アセスメント器具の活用
池田支援学校では,本事業の助成を受けて,地域からの要望の多い各種検査器具やアセスメント用具を購入しました。
【WISC-Ⅳ,PEP-3,新版SM,PVT-R,JMAP,(K・ABCⅡ予定)など・・・】
これらは池田支援学校の児童生徒のアセスメント(実態把握)や,県西部地域の特別支援教育巡回相談などに活用しています。
アセスメントが使えるようになるための講習会(夏に実施済み)や地域への普及活動などを企画・計画しています(平成24年度夏季にも行う予定です)。
写真は,本事業で購入したPEP-3を用いて実際に小学部の小倉教諭が児童にアセスメントを実施している様子です。
公開授業・防災講演会の開催
池田支援学校では,本事業の一環として12月12日に公開授業と防災に関する講演会を行いました。
小・中・高等部の各学級において,地域の方々に対して5・6校時に公開授業を行いました。その中でも高等部では「大地震から生き残るために」という防災に関する授業を行いました。3.11以降防災意識は高まるものの,実際徳島県西部では地震によってどのような災害が起きるのか,非常食にはどのようなものを用意したらよいかなどを具体的に学習しました。
続いて,徳島県教育委員会特別支援教育課の綿貫史朗副課長さんに「東日本大震災から学ぶ~現地からの報告~」と題した講演をしていただきました。綿貫副課長さんは教育委員会の被災地派遣の第1陣で活躍された方です。現地のすさまじい状況をつぶさにお話しくださり,そこから得られた思いや経験を熱くお話しくださいました。いま特別支援学校がどんな役割を期待されているか,我々は何をしなければならないかなど,“奉仕者(パブリックサーバント)”としてどう考え行動すべきかということについて改めて考えさせられる講演でした。
購入教材活用事例①
池田支援学校では,地域連携支援事業でタイムタイマーを購入しました。
さまざまな用途があるタイムタイマーですが,本校の高等部生徒の清掃に使用しています。
上の写真のように,ほうきで掃く時間,ぞうきんで拭く時間など,
清掃にかける時間を色分けして提示しています。
「どの作業に後どれくらいかけられるか」ということが視覚的にとらえやすく
清掃の段取り(プラン)を立てるのに役立っています。
校内研修会(情報教育機器)
池田支援学校では,本事業で子どもたちの視覚支援を充実させることをねらいの一つにしています。本事業の予算で視覚支援や最新の情報支援機器を使った授業のノウハウを蓄積して,やがては地域へと還元させることを目指して,校内で取り組みを進めている途中です。
8月25日に,みえるモンの扱い方の研修を行いました。
そのほか,ipad2とipod touch,ニンテンドーDSを導入しました。
このうち高等部の作業学習では,作業手順や細かな部分の説明に,手元を移せるということで「みえるモン」を活用しています。
夏期研修会の様子③
池田支援学校では,8月31日に本校プレイルームに,徳寿会鴨島病院作業療法士の真鍋先生と言語聴覚士の福島先生をお迎えして,地域の教職員や保護者,保育士,関係機関の方を対象に講演会を開催しました。
テーマは「通常学級における支援~読み書き障害,感覚統合障害の視点から~」でした。巡回相談でもニーズが高い分野で,発達障害の特に通常学級に在籍する子どもたちへの支援を念頭に置いたお話でした。お二人がそれぞれの専門分野から約3時間にわたって,わかりやすくお話をいただきました。夏休み最後の日でしたが,地域から約90名を超える方が参加いただきました。
即,使える内容もたくさんあり,充実した講演会でした。
県立学校に送付されたチラシ等の取扱いについて
送付されたチラシ等は、児童・生徒への一律配布は行わずに、周知の方法を工夫(持ち帰り自由として設置するなど)いたします。
作品募集等の取りまとめは原則実施しませんので、要項等に個人応募の方法を明記ください(希望する児童・生徒が個人で作品等を応募します)。
令和5年度、校則の見直しを行ってまいりました。
校内での審議の後、PTAの役員、学校運営協議会の委員、及び児童生徒から意見をいただきました。
本校における校則は、「服装規定」が該当します。校則の見直しとその過程については、添付ファイルをご覧ください。