2011年12月の記事一覧

国府支援学校とのバスケットボール交流試合

池田支援学校高等部では,放課後活動としてバスケットボールを行っています。
本事業の一環として,国府支援学校高等部のバスケットボールチームと12月20日に美馬市のうだつアリーナで交流試合を行いました。
写真はその試合の様子です。

試合結果は,Aチームが 池田32-国府26で池田支援チームの勝利でした。Bチームも池田20-国府12で池田支援チームの勝利でした。放課後,熱心に練習に取り組んできた成果が結果につながりました。後日の報告会で,とてもうれしそうで誇らしげにしていたのが印象的でした。

アセスメント器具の活用

池田支援学校では,本事業の助成を受けて,地域からの要望の多い各種検査器具やアセスメント用具を購入しました。
【WISC-Ⅳ,PEP-3,新版SM,PVT-R,JMAP,(K・ABCⅡ予定)など・・・】
これらは池田支援学校の児童生徒のアセスメント(実態把握)や,県西部地域の特別支援教育巡回相談などに活用しています。
アセスメントが使えるようになるための講習会(夏に実施済み)や地域への普及活動などを企画・計画しています(平成24年度夏季にも行う予定です)。

写真は,本事業で購入したPEP-3を用いて実際に小学部の小倉教諭が児童にアセスメントを実施している様子です。

公開授業・防災講演会の開催

池田支援学校では,本事業の一環として12月12日に公開授業と防災に関する講演会を行いました。
小・中・高等部の各学級において,地域の方々に対して5・6校時に公開授業を行いました。その中でも高等部では「大地震から生き残るために」という防災に関する授業を行いました。3.11以降防災意識は高まるものの,実際徳島県西部では地震によってどのような災害が起きるのか,非常食にはどのようなものを用意したらよいかなどを具体的に学習しました。

続いて,徳島県教育委員会特別支援教育課の綿貫史朗副課長さんに「東日本大震災から学ぶ~現地からの報告~」と題した講演をしていただきました。綿貫副課長さんは教育委員会の被災地派遣の第1陣で活躍された方です。現地のすさまじい状況をつぶさにお話しくださり,そこから得られた思いや経験を熱くお話しくださいました。いま特別支援学校がどんな役割を期待されているか,我々は何をしなければならないかなど,“奉仕者(パブリックサーバント)”としてどう考え行動すべきかということについて改めて考えさせられる講演でした。