学校運営協議会

学校運営協議会

キラキラ 第1回 学校運営協議会の記録

 6月1日(火)に開催しました。

 新型コロナウィルス感染症の影響を考慮して,本校委員,分校委員の皆様には,それぞれの学校にお越しいただき,テレビ会議システムを通じて,協議を行っていただきました。

 委員の皆様からの感想・御提言は次の通りです。

〇 老人福祉施設施設長
・本校・分校ともにいろいろな取組をされていて素晴らしい。
・グランドデザインから具体的な取組につなげられており,組織としてのイメージができる。
・高齢者施設であるため,現在のコロナ禍の中では交流しづらいが,異年齢との交流ができるのは大変うれしい。特に,美馬分校との交流は続けてきているが,高齢者施設としては,利用者が生徒の来訪を大変喜ぶため,今後とも様々なやりとりや関わりを進めていきたい。

 

〇 道の駅 駅長
・それぞれ分かりやすい説明であったが,やや盛り沢山の印象も受けた。
・高等部段階で地域の一員として活躍することは大切であり,地域のことを分かる体制を作ることが大切だと考える。地域のことが分からないことで不安も高まる。生徒たちの世代に分かりやすい地域のことを伝える・学習する機会を持ってほしい。 

 

〇 NPO法人代表

・学校の取組の説明の中で,「地域」というワードが多く出た。
・何よりも人間関係を築くことで安心し,「地域」に溶け込んでいけるのではないかと思う。NPO法人の活動を通じて,本校の生徒とは,藍染め体験やそばの脱穀等の活動でふれあうことができた。いずれの場面でも生徒たちが作業を楽しそうにしていることが印象深い。法人としてこうした関わり合いを継続させたい。
・NPO法人とのこうした体験活動を一緒にすることを通じて,人間関係の交流を深め,「地域」に対しての安心感を高めてほしい。

 

〇 大学教員

・グランドデザインは大変素晴らしい出来映えで,内容がよく分かる。どういった力をどういった方法で育てたいかがはっきりしている。
・学校評価に対しても,令和2年度の指摘を踏まえて,実施前後の具体的な評価を入れてくれている。小学部では学習評価について,高等部は自尊感情について具体的に設定されていてよい。中学部も共同してやる力について評価を考えて他学部と足並みをそろえてほしい。自尊感情を高めることについては,同一尺度で事前・事後の評価を行うことでよい。
・美馬分校については,評価指標が教員を対象としたものとなっており,生徒がどのように変化したかの前後の評価をして成果を具体的に把握することができるようにしてほしい。

 

〇 障がい児入所施設 施設長

・障がい児入所施設として,支援学校とは連携を行い,丁寧な対応をしてもらっている。
・現在池田学園生が28名本校に通学し,お世話になっており,新型コロナ感染症対応で,協力いただいている。
・何より,卒業生の多くがこの地域で暮らしている。
・今後ともよろしくお願いしたい。

 

〇 PTA会長

・子供たちのために,地域に積極的に出るためにいろいろと考えてくださってありがたい。

・グランドデザインはわかりやすくまとまっている。
・PTAも共通理解を持って,教育活動に参加・協力していきたい。

 

〇 副会長(学校長)

・委員の皆様から前向きな言葉をたくさんいただけてうれしい。
・学校の中で活動が行われ完結してしまうのではなく,生徒自身が地域に飛び出して感謝の言葉をかけていただくことで自尊感情が高まることにつなげていけるのではないかと考える。

 

〇 会長(市青少年育成センター所長)

・本校・分校とも,地域と協力して教育活動をしていくことが示された。
・これから実践していくこととなる。
・第2回めの報告を楽しみにしている。

 

 

 

学校 11月11日(木)に第2回学校運営協議会を開催します。

 

 本来であれば,9月30日に予定しておりました第2回学校運営協議会を11月11日(木)10:30より,池田支援学校美馬分校で開催します。

 

 ようやく,コロナの影響も弱まり,集合しての開催ができます。「支援学校美馬カフェ」を始め,校内の学習活動の様子を参観いただき,協議を行います。

鉛筆 第2回学校運営協議会の記録

 

 11月11日(木)に予定通り,第2回協議会を開催しました。欠席された委員の方もいらっしゃいましたが,美馬分校に一同に集まっての開催がようやく実現しました。

 

 協議の前に,美馬分校の授業参観や両校の取組の途中経過を行いました。その後の協議では,委員の皆様から大変有り難い御提言を数多くいただくことができました。

 協議は,次の2つの柱に基づいて進めました。

柱1:地域に受け入れられるためのアイディアやヒント
柱2:福祉施設・事業所等とのスムーズな連携に向けて

 記録は次の通りです。


〇 老人福祉施設施設長
・造花の作業では,細かな作業で継続することが大切で,数の把握のためのマグネットの使用は施設でも取り入れたい。
・柱1に対しては,受入のイメージをどうもつかが重要となる。高齢者施設としても地域に認知してもらいたい。そのためには,相互に知ること,情報の発信を行い,受け手の地域住民とのキャッチボールを増やすことと考える。これにより,関わりの広さや深さを導き出す。途中経過報告にあったような動画やスライドなどの視覚的なイメージを広報し発信する。
・柱2に対しては,地域では人が少なくなっている。そのため助け合いも減っている。地域を保つため,個人の強みや得意なことを発掘することが重要と考える。
・事業所を継続するためには,人をやりくりし,それぞれの強みを活かした連携が重要となるため,積極的に就業体験を受け入れている。
・お互いの強みを生かしながら,働き方や役割分担の意識を変え,時間の有効活用など,そうしたパズルをいかに上手く収まるようにするのかが重要である。

〇 大学教員
・支援学校みまカフェでは本格的な授業運営をしており,それが地域を元気にしていることが素晴らしい。
・Q: 月や日のカフェの目標,達成に向けた取組など,生徒が自ら協議することはあるのか?
 →A: 利用客数等の具体的な数値は天候等の事情で不安定なので導入していないが,生徒一人一人が作業目標を設定し,自己評価を行っている。その上で,過大・過小評価もあるため,教員による他者評価を合わせて行っている。教員は生徒自身が自己を肯定的に認められるようにすることに配慮している(教育活動全体)。
・生徒が自分自身の成長の目標を立てて,評価し振り返ることがとてもよい。一方で改善すべきことを見付けて改善するところを複数の支援者が共通の目的を決めて取り組もうとするように可能であれば取り組んでもらいたい。こうしたPDCAサイクルによりより生徒の力を育てることになるであろう。
・Q :生徒に付けたい力が明確であり,就業体験を通じて,事業所の人とどのような
力を付けるかと言うことをどれだけ理解・共有してもらっているか?
 →老人福祉施設施設長:就業体験に必要な力として,「人の温かさ」,「交流する力」が大切である。採用基準として,「挨拶」,「人の心情を理解する」,「気持ちを伝えられる」,「協力する」などがある。特に,「協力する」ことは難しい。上手に伝えることや意思表示ができることで,相互にキャッチボールとなり相互理解になることが大切。そのためには体験と継続が重要であるため,結果が出やすいことから始めてみる。学校や家庭でそうした課題解決に取り組むということが重要であろう。美馬分校の生徒は,挨拶ができ,素直で気持ちを伝えることができる。家庭や学校でこうした力を身に付けさせてくれている。働きにくさを感じることは誰にでもあることであり,強みを活かせられるようにすることが重要である。


〇 地域の婦人会会長
・美馬分校の学校環境は大変素晴らしい。
・普通の清掃と違い,就労を見据えてやっている点が勉強になった。
・学校-家庭-生徒の三者の関係・連携が成立していることをベースにすることが大事。
・特に,みまカフェのホテルマンのような衣装を揃えて取り組んでいる姿が素晴らしい。徳島新聞によく記事が掲載されており,拝見した。
・普段から取り組んでいることが発揮されていた。
・池田支援学校本校の生徒が作成した防災マップが公民館に掲示されている。婦会の活動は学校と違って特定の集合場所を持たないため,公民館を利用している。プランターに植えた花などの提供もある。こうした地域住民が出入りする場所へのアプローチが大切となる。
・「箸蔵とことん」での作品展では色々な生徒の活動が目に見える。箸蔵寺でのお接待など,地域の取組に参加して欲しい。


〇 障がい児入所施設施設長
・柱1 池田博愛会は日本有数の福祉の伝統がある地域。平成2年に箸蔵福祉村を創設しており,当時の先達の先見性に改めて敬意をもつ。地域の核となる存在があれば受入もスムーズになるであろう。福祉村は組織がしっかり
しており,受入も変わってくると考える。
・柱2 就労について,ソーシャルスキルが重要である。公共サービスの利用,社会に求められるスキルを身に付けること,今後,マイナンバーカードなどの時代に応じたスキルの獲得やICTの発展による操作活用の理解により困
難さの改善を目指す必要がある。特に,博愛会では記録用のiPadにより職員が情報をシェアし,余分な文書作成の負担を軽減している。


〇 PTA会長
・子どもが小さい頃から地域の交流会や地域の学校の行事に参加してきた。保育園は地域の保育園に通わせていたが,本校入学後は,居住地校交流をしてくれたおかげで,現在でも地域の友だちとの交流が続いている。大変ありがたいと思っている。
・柱2 長期休業中のデイサービスの利用をしており,デイの職員も学校行事を参観し,逆に教員も長期休業中にデイの参観を相互に行ってくれている。大変ありがたい。こうした学校とサービスとの協力・連携をより強めるために,
保護者も仲介することで情報を共有できればと考える。


〇 学校長
・仕事には直接的な業務・間接的な業務がある。とくしま特別支援学校技能検定があるが,卒業後すぐに接客業や清掃業に就くということが目標なのではなく,”将来どこで働いても活かせる力・役に立つ力をつけるために指導することが大切”という示唆を与えていただいた。
・生徒が付けるべき力を関係者が共有するという御意見があったが,地域貢献活動の場合も,身に付けさせたい力を意識して情報共有することを大事にしたい。
・公共サービスの利用や消費者教育の導入,ICT活用なども学校教育の中で充実を図っていきたい。
・小学校段階からの交流及び共同学習への意見,大変ありがたい。地域との交流をより進めていきたい。
・箸蔵福祉村における交流,事業所との交流はとても重要であり,学校から発信することも進めていきたい。さらに,学校も一つの地域の機関として,地域住民の方に「来てもらう」,「見てもらう」役割もあると考える。

 

 

 

 

学校 第3回学校運営協議会

2月22日(火)13:30~15:30,第3回学校運営協議会を開催します。

新型コロナウィルス感染症の影響急拡大を考慮し,感染症対策をとりオンラインでの参加も調整しての開催です。

令和3年度の本校・美馬分校両校のグランドデザインに基づいた教育活動の評価(学校評価)や地域をフィールドとした教育活動に関する成果や課題について協議します。

学校 第3回学校運営協議会記録

 2月22日(火)13:30~15:30 第3回学校運営協議会を開催しました。

 第3回は、コロナ禍を考慮し、感染症対策を徹底し、一部委員の方にはオンライン参加をしていただいたり、授業参観はオンラインで実施したりするなどの対応を取りました。

 

 今年度の学校評価のまとめの報告を行い、本校・美馬分校の取組に対しての評価の在り方などについて助言・提言をいただきました。各学部が児童生徒の現在と将来を見据えてボトムアップ・トップダウンの視点で教育活動を行うことや校内で培った知識・技能を積極的に地域・家庭において発揮するためのフィールドを設けることなどについての協議も行いました。

 内容の詳細については次の通りです。

【老人福祉施設施設長より】

〇 学校の取組から

・ 3回にわたる学校運営協議会では,学校の取組は学ぶことや刺激が多い。

・老人福祉施設においても,コロナ禍により高齢者の屋外での活動や地域交流の場が少なくなった。学校での創意工夫された感染症対策のもとで様々な取組を行っているところがよい。

・老人福祉施設では家族との面会など直接的にできないが,タブレット端末を使っての 面会を進めるなど,ICTの活用を利用者に勧めている。学校の取組から新しいやり方 を見付けていきたい。

〇 スタンスは人材育成

・地域の人口減や働き手の減少に対して,人を育てて定着させることがとても重要と考 える。

・働きやすい職場で辞めずに育てて組織のチーム力を高めることこそ,人材育成の課題であると考える。

・その中で,本校では小学部-中学部-高等部と3ステップで学びの段階を積み重ねているが,最終的に地域に出ることを逆算して「どう育てるか」を考えているところがよい。

・小学部では「自分自身の自立」をテーマにキャリアアップを目指している。

・中学部では身近な複数の他者と協力することができることを目指している。

・高等部では地域や社会との触れ合いを進めている。

〇 報告から受けたメッセージ

・一人一人,自分に合ったやり方を選択することができることは育成方法も一つでないことを意味している。

・具体的な内容を取り上げて,学習の場でシミュレーションして本番に備えている。

・繰り返し地域に出向いて学習の成果を発揮することが習慣化しており,このことが当たり前になっていること,学びを実践する機会を設けていることで,学びによる知識を広めたり知ったことを深めたりすることにつなげている。土台となる知識の幅を広げることで頂点の成果がよりよいものとなる。

 

【道の駅駅長より】

〇 学習評価より

・全てを正確に評価することは難しいが教育活動を計画的に実施し評価することができている。

 

〇 地域資源としての池田支援学校

・ハードスキルを身に付けることは重要であるが,コミュニケーションなどのソフトスキルを身に付けていることが実際には評価されることが多い。一つ一つのスキルは大切であるが,他者と上手くコミュニケーションをとれること,相手の目を見て話ができること,相手がニコッと笑ってくれることなどが実際の場面では大変大切となる。

・コロナ禍でも学校の取組を拝見してほっこりした気持ちになった。生徒が自分自身の 評価を行うこと,仲間とコミュニケーションをとり人を喜ばせて自己の存在を感じること,相手がニコッとしてくれることで自分も伸びることを示していた。

・企業の者に教育活動の様子をオンライン中継でもよいので見せてほしい。そこで生徒 のもつスキルや活躍できる場を考えることをしてみたい。生徒の実態を固定的に見るのではなく,色々な価値観や専門性をもつ人と接することで新たな可能性を発掘することにつながる。

  ※高等部長より,GBプロジェクトの紹介を行った。

 

〇 認めてもらえる池田支援学校

・学校のある地域の文化や習慣,国の文化などの知識をしっかりと知る・学ぶ機会を確保してほしい。

・地域で生活する上で,地域のことをしっかりと学ぶ機会が必要となる。そのためには,支援者である大人がまず地域のことを知る必要があり,地域性のある取組を学ぶ機会を積極的に設けてほしい。

 

【婦人会会長より】

・小学部-中学部-高等部と一貫した教育を行い,子どもの表情や能力を引き継いで指導 を行ってくれていることがありがたい。

・箸蔵婦人会では,小学部からアプローチをしてもらい,地域の御近所のお宅に出向いてコミュニケーションをとりながらSDG'sも意識した取組を行ってきたが,現在中断している。地域住民も児童が訪問してくれることを楽しみにしてくれていた。学期に1 回くらい婦人会のメンバーとグループを組んで行っていた。

・多様な地域に出ての教育活動の中で,運動会では婦人会と一緒に地域の踊りを踊る機会 をつくってきた。単なる踊りではなく,箸蔵福祉村や地域の文化の継承を目指してきた。 大人は踊る機会がなくなると忘れてしまうが,児童たちは音楽が流れ始めると自然に踊 りを踊り出してくれるなど,定着していることを嬉しく思っている。

・Q 黙食の取組はすばらしい。どのように指導しているのか。

 →A (本校)少人数で食べるようにしたり,前を向いたりして食事している。教員はフェイススシールドをして食事指導している。どうしてもしゃべってしまう児童に対しては,教員が距離をとっている。

 →A (分校)ランチルームを使用していたときは,2つの学年がランチルームで食事を して,残り1つの学年は教室で食事をとっていた。ランチルームでは,衝立をしたり壁に向いて食べるようにしたりしていた。現在は,全学年が,各教室で食べている。

 

【障がい児入所施設施設長】

・SDG'sに関する取組は,長年学校の教育活動の中に位置付けられており,学校の教育活動の根底にある児童生徒の意識付けをしてくれている。一時的な取組であっても継続し ていることが大切である。

・体験から学び,就職につなげる教育活動を行ってほしい。

・地域に認めてもらうために,箸蔵福祉村のある地域での活動を通して,関係づくりを積極的にお願いしたい。特に地域交流拠点施設とことんを通じた広報・啓発活動など様々 な取組を今後も継続してほしい。

 

【PTA会長】

・高等部3年で生徒たちの就労先が決定される。地域との交流やコミュニケーションはと ても大切であると考える。分校のみまカフェやみまカフェ・ファームなどで子供たちが 凜とした頑張っている姿を見ることができて嬉しい。ファームで育てた農作物を自宅に 持ち帰った際は,美味しくいただいている。今後とも,このような地域の活動をしてい ってもらいたい。

・学校の就労支援に関して,保護者としては高等部3年となると,就労先であるA型,B 型等,卒業生のデータを示してほしい。保護者にとっては大変関心の高い情報である。

 

【PTA会長】

・今年度小学部を卒業し,4月に中学部に進学する。中学部や高等部の授業をオンライン視聴させてもらいありがたかった。児童生徒の力を今後も伸ばしていってもらいたい。

・居住地校交流ではDVDを届けてくれたり,大型量販店での作品展開催では店員から温かい言葉をかけてもらえたりと大変ありがたかった。

 

【大学院准教授】

・本校の小学部と高等部では,事前と事後にアンケートをとっている。妥当性が高い。

・教員研修等の評価において、ルーブリック評価を参考に事前・事後に個々の教員が複数の視点に基づいた事前・事後評価を実施して、具体的に成果や課題を分析できるようにすることを今後参考にしてほしい。

 

【会長】

・自尊感情や自己肯定感を育てることについて,教員が児童生徒との関わりを通じて褒め てよい部分を伸ばして育てていってほしい。

・昨年8月,特別支援学校の生徒への表彰式に参加した際,堂々とした態度で表彰を受けていた姿を見て感銘を受けた。

 

【学校長】

・オンラインによる授業参観を通じて,直接参観とは違ってピンポイントで観察するメリ ットがあり,委員の皆様にも日頃の教育活動の一端を御覧いただいた。

・本日は,委員の皆様からたくさんの御意見をいただいた。特に,自己肯定感を育て,自 尊感情を育むための環境設定に関するヒントをたくさんいただけた。 ・学部間の学びのつながり,スキルを身に付ける指導を重ねることを通じて,地域に出るための手立てを工夫することやたくさんの要望や御提言をいただくことができた。 

・本日いただいた御提言は令和4年度にも反映し,今後も取組を継続させる。

 

お知らせ 令和4年度第1回学校運営協議会について

 

 第1回学校運営協議会を6月2日(木)に開催します。

 会場は池田支援学校美馬分校です。

 支援学校みまカフェの体験も行います。

 協議では令和3年度の成果と課題を踏まえて令和4年度の本校・分校のグランドデザインに基づいた地域・家庭との連携した教育活動の展開について協議する予定です。

ノート・レポート 第1回学校運営協議会記録

〇老人福祉施設施設長
・学校では実際に就労している先輩(卒業生)から後輩(在校生)に対して実際の体験・経験を通じた就労先でのよかったことや困ったことなどメッセージを伝える機会をもってはどうか。
 →本校では学園生が就業体験などの話題をすることがあり,話を聞いた下級生が就業体験先の希望の参考にすることがある。
 →本校では過去にグループホームを利用している先輩から後輩に話をしてもったことはある。
 →実習先で働いている先輩が直接指導してくれるケースもある。
 →大人が伝えるよりも話の内容を伝えやすい効果は期待できる。

〇道の駅 駅長
・学校評価の具体的な指標設定のレベルが増している。とてもよい。
・卒業後の社会は複雑且つ多様になってきており,不安な面が強い。しかし,キャリアパスポートの活用に注目・期待している。自分の履歴や得意なことや困難なことなどを振り返ることができ,精神的な支えになる効果が期待できる。先輩との紐付けといった点でも,キャリアパスポートの活用により,成果や課題,つまずきなどがあっても前向きに受け止められるようになってほしい。
・複雑な社会に対応するためにICTの活用が大いに求められている。そのために教員自身がICTの活用のスキルを向上させる必要がある。個々の生徒が自分自身のグランドデザインをつくるという観点から,自分でつくった製品等を見るなどして嬉しい・成就感を味わうことも期待できる。
・インターネットアプリの活用には問題点もあるが,文部科学省や経済産業省が推奨するようなアプリもある。現在世界的に活躍している人には障がいなどの側面など関係なく,オンライン上で活躍していることを大いに参考にして欲しい。

〇地域交流拠点施設店長
・卒業生の課題において,休憩時間の過ごし方を教えることは難しい。本人たちが何をしてよいかが分からない。事業所職員も具体的にどのように支援すればよいかが対応できないこともある。場面や状況でどのようにすればよいかということを学ぶ機会を確保することが必要なのではないか。先輩からのメッセージなどもそうした点から有益な情報になるのではないか。
・美馬分校が福祉施設に花の提供を行っているが,単なるプレゼントに終わっているのか?SDG'sというのであれば,プレゼント後のプランタの回収や新たな花の移植などできることはあると思う。


〇大学院准教授
・グランドデザインに示された内容がすばらしい。特に,積極的に社会に参画するということを具体的に示している点がよい。学校評価にも指標の設定を丁寧に盛り込んでもらっている。
・小学部における実態に応じた3段階の評価,中間評価と最終評価の位置付け,評価方法として学級単独ではなくペア学級の態勢を整えている点がすばらしい。社会参加するために必要な力として,役割を果たしたり意思を表明したりすることを挙げており,その上で教員の振り返りと改善につながる仕組みをとっている。他学部も参考にして欲しい。
・地域貢献活動に対して,社会に参加する力を高めることが重要な目的となっているが,児童生徒の実態をどのように測定しているのか?社会に参加するために必要な力は色々あると思うがどのように評価しているのか?
 →西部版就労チェックリストを活用したり,キャリアパスポートの活用を進めている。
・児童生徒個人の力の評価も含め,小学部→中学部→高等部の変化をどのように評価しているのか?具体的な指標のようなものはあるのか?
 →個別の教育支援計画や個別の指導計画などを通じて個人/保護者の要望やニーズを反映させて系統的な指導や支援を行うようにしている。
 →中学部・高等部などでは西部版就労チェックリストの活用を行っているほか,全学部で標準化された客観的アセスメントを活用している。
・就労に向けた評価においては,大人の評価も大切であるが,自分自身でチェックして判断することが重要でないか。高等部入学時から自分自身にとってどのような力が足りないのか,重点的に高めていかなくてはいけないのかといったことを就労希望と照らし合わせて原因の明確化と改善に向けた取組につなげることを大切にして欲しい。
・何よりも生徒も教員も情報共有してともに取り組むスタイルを確立して欲しい。
・小学部-中学部-高等部の地域へのつながりの取組は系統性をもっていると受け止められる。
・ニーズに応じたキャリア教育におけるライフスキル100%という設定目標に対して,単に目標設定すれば達成ということよりも,効果が明確になるように事前/事後の評価を設定することが望ましくはないか。

〇障がい児入所施設 施設長
・このたびの協議会で具体的な進路状況の情報提供をいただけたことがありがたい。
・当施設では,過去には療育手帳A判定が多数であったが,現在では要保護を理由としてB判定の割合が高い。こうした場合,将来的に学校卒業後,生活の場は非常に限られてしまう。どこでどのように生きていくかを本人にも具体的に 理解してもらう必要がある。卒業後のサポートも十分に行き渡っているとはいえない現状がある。生徒自身の理想と実際の就労できる力の現実の差があることが多く見られる。働くこととはどういったことかが言葉でイメージできないので,実際の体験や経験を通じて理解できるようにすることが大切である。


〇NPO法人代表
・学校の取組の熱心さを感じた。小学部→中学部→高等部と体系的な取組として途切れないようにすることが大切と考える。こうしたことが特別支援学校に在籍するメリットに思える。
・NPO法人として特別支援学校の生徒を受け入れる際,受け入れ側が何を意識しておくべきか,楽しい体験だけではないようにするために,地域貢献活動として,スタッフの態勢を整える上での要望を教えて欲しい。
 →学校としては,まず,いろいろな活動や取組があることを生徒に理解してもらいたいという理由から,受け入れていただけることをありがたく捉えている。
 →社会に出て,大人がこのような仕事をしているということを知るところから始めてもよいのではないか。
 →学校から地域に出ることの大切さとともに,学校に来ていただくということをこれから大切にしていきたい。
 →例えばそば打ち体験ではどのような力を生徒に高めさせたいかなどの目的や目標,ゴールなどを相互に共有することが大切ではないか。

〇PTA会長
・生徒は支援を必要としている。一番の支援者は保護者であり,教員や先輩の存在も大きい。いろいろな関係機関の方から意見を聞き,学校生活を楽しみ,苦労することなどを経験し,ゆとりをもって育って欲しい。時には挫折することもあるが,それを乗り越えるようになって欲しい。そうした点からも先輩からの話を聞く機会など有益と思う。

〇婦人会会長
・サービス事業所のA型やB型の違いを教えて欲しい。
・児童生徒の活躍する姿がすばらしいといつも感じる。地域貢献活動による心の充実を期待している。自分ノート・キャリアパスポートの活用に期待したい。
・婦人会では,SDG'sの取組を継続している。小学部とのリサイクル活動もできればよい。

・婦人会では,敬老会に対して福祉事業所が制作している品物を配付して大変喜ばれている。市販のものよりも手作りの風味のある点が大きな理由となっている。そうした点から特別支援学校との連携など深めることができたらと希望する。

〇青少年育成センター所長
・卒業後の社会は厳しい一面がある。一般就労することは大切なことであるが,離職率はどうなっているか?
 →元々の卒業生の数が少ないため,割合で示すことは難しいが,少しでも離職にならないように卒業前から念入りな引継や福祉機関によるサポート体制などを整えて離職しないような対策をとっている。
 →全国的な若者の就職後の3年以内の離職率は40%,特別支援学校では30%と高い数値を示しているが,双方の10%の差はサポート体制を整えているという点での差であると考えられる。
・優しく大事にすればするほど,幅の狭い人間関係になるのではないかと懸念する。職場で自立してやっていける力を育てることが求められている。
・SNSトラブルや裁判に至るトラブルのケースなどへの対応も求められる。
 →スマホ利用に関する指導を学校では行っている。

○学校長
・委員の皆様の発言には目から鱗のことが多く,大変ありがたい。
 プレゼントした後の次をどうするか?
 キャリアパスポート・自分ノートを卒業後の振り返りに活用する視点
 先輩(卒業生)の話を聞く機会
 学校評価における事前・事後の評価設定
 地域貢献の際の具体的な目標や情報共有
といったことについて,できることは着実に進めていくように校内で検討を深めたい。

鉛筆 【記録】令和4年度第3回学校運営協議会

1 会次第
13:15~13:45 授業参観
13:50~14:45 開会・会長挨拶・学校報告
14:45~15:45 協議
15:45~15:50 学校長挨拶・事務連絡・閉会


2 協議における委員からの提言・感想
<青少年育成センター所長>
 Q 生徒指導上の問題として,携帯電話・スマホの問題について美馬市青少年育成センターでは,LINEを通じてたむろするという問題が確認されている。関わる当事者が広範囲に渡り問題発生の特定が困難な状況である。このことは県内全域の問題でもあるが,学校としての対応はどうか。

  携帯電話・スマホは,生活上の必需品になっている。美馬市のアンケートでも小学生で13%の所有を確認した。このことから犯罪に巻き込まれる可能性が高まっていると言える。そのため,予防的な対応を重視している。

 
 A 本校では,年度によって異なるが全体として携帯電話の所有率が低い。しかし,スマホ・ケータイ安全教室の開催や自立活動の指導等を通じてトラブル回避の学習やリアルタイムの問題への対応を行っている。所有者が少ない状況でも予防的な対応として重視している。


   分校では,所有率が高い。生徒の実態による意思のやりとりの不十分さから,トラブル発生に至るケースが多い。また,個別のケースでは外部の見知らぬ人とつながってトラブルに巻き込まれるなどの問題への対応があった。生徒個人への指導に加え家庭の協力が不可欠となっている。

<学校長>
 A 携帯電話・スマホの活用について,危険性の認識や予防的対応の充実は不可欠であるが,反面,ICT活用の観点からスマホは身近なアイテムで,スケジュール管理や電子決済など上手に活用することで生活向上につなげられる。こうしたことから便利なグッズとして指導を進めることも大切に考えたい。


<道の駅 いたの駅長>
 Q 全体として両校の取組のボリューム感が強く,4月よりさらに充実したと思う。特に,キャリア・パスポートの活用に関する報告が聞けてよかった。スマホの危険性に関する話題が出たが,便利なツールとして親子で一緒になって学ぶスタイルを模索してもよいのではないか。子どもにとって大人が学ぶ姿を見て学ぼうとする意欲につながると思う。

 本校の取組に対して,自尊感情をテーマにした取組からキャリア発達へと移行するとあったが,具体的にはどのような取組を考えているのか。また,その評価をどのようにするのか教えてほしい。経済活動やインターンシップなどの観点からキャリアやスキル・資格獲得など自分の質を高めること・成功することは大切であるが,結果にだけ焦点を当てるのではなく,「やってみること」への評価についても重視する必要があるのではないか。チャレンジすることも「主体的な評価」として一緒に取り扱ってもらいたい。

 

 A キャリアに対する捉え方については職業的な資格獲得ということもあるが,高等部の教育では社会に出ることを踏まえ,人として必要な経験を積んでもらいたいという主旨である。他者との関わりや役割を果たすことなど将来に立ち向かっていこうとする力を評価したい。偏った観点に立つものではないように留意したい。

 中学部では,「協力する力」をテーマに掲げ,特定の業種のワークスキル開発という狭い観点ではなく,生徒の将来の多様性や可能性を広げるために「チャレンジ」することをモットーにインターンシップや出前授業などの取組を行っている。

 


<地域交流拠点施設 店長>
 Q 学校評価に対して意見はない。大変素晴らしい取組である。令和2年度からの3年間のコロナ禍における児童生徒へのストレスの影響並びに学校の対応について教えてもらいたい。

 A 小学部においては,これまでできたことができなくなるという教員の緊張感や戸惑いが強かったことは事実である。また,校外での活動に大きな制約を受けたことはダメージが大きかった。しかし,代替の教育内容を工夫することで別の「楽しさ」を模索し乗り越えてきた。特に,コロナ禍の隙間を縫って校外行事を実施したり,蜜を避けた工夫による教育活動を展開したりしてきた。箸蔵小学校との交流及び協同学習においては2年間はオンライン実施,作品交流をするなど新しい形態で実施することにつながった。


 中学部においては,「ピンチはチャンス」と捉え,教員や生徒がともに考えて教育活動を工夫して展開した。特にICT機器活用の充実と発展につながった。施設入所生徒と家庭からの通学生徒間の環境の違いが大きく,経験の差が大きく生じることが懸念されたが,校外学習や修学旅行などは代替案として身近な取組に着目して工夫して実施した。


 高等部においては,生徒の実態から大人に近い意識をもっていることから,メリットやデメリットについて理解できる生徒に対して説明し,「どうしようか」と一緒に相談し工夫を考えることにつながった。修学旅行においては近隣の香川県への日帰り旅行として実施したが,生徒たちの「美味しいものを食べたい」という思いを実現させた。昨年度の修学旅行では,生徒たちが「2日間自分たちの思うように生活したい」という要望を入れ,企画実施に至った。


 美馬分校では,現在3年の生徒が入学したときには,すでにコロナ禍だった。コロナ以前の行事を経験していない。しかし体育発表会や文化祭,教室を分散しての授業など工夫をしてきた。コロナ禍の「みまカフェ」の休業や地域貢献活動の自粛の影響が大きかった。例えば,「お接待活動」では,令和2年度は2回とも教員が代わりを務め,令和3年度は直接参拝者に関わることができずに清掃活動に代替した。令和4年度は春は清掃活動に留まり,秋は従来通りに参拝者へお接待を行った。やはり,地域の方や参拝者に肯定的なフィードバックや言葉かけをもらうことが生徒にとって意欲を高める効果が高かった。教員として教育活動をさせてあげられない悔しさもあるが,生徒なりに前向きに受け止めてコロナ禍の教育活動に取り組んでくれたと思う。因みに修学旅行では,大塚国際美術館に行って教員が創意工夫して設定したミッションをクリアする活動に取り組んだ。

<会長>
 コロナ禍における教育活動の自粛や制約は児童生徒に大きな影響を及ぼした。給食などでも黙食が当たり前となり,楽しい時間を児童生徒間で過ごすことができなくなってしまった。

 


<大学院准教授)>
 Q 学校としての取組の4つの素晴らしいポイントがあった。
  ① コロナ禍での創意工夫を凝らした教育活動が素晴らしい。
  ② 教育目標を達成させるための事前・事後のアンケートによる目に見える評価を行うなどの変容が素晴らしい。
  ③ 小学部によるスモールステップの視点での点数化と評価が素晴らしい。こまめに実態把握を行い評価する手法が○。この結果からデータ上の向上を分析する手続きが大切。この結果から小学部が打ち出した仮説は正しいと言えよう。
  ④ 高等部の地域貢献活動による自尊感情向上を目指した取組で,平均以下の生徒たちの事後アンケート結果が向上したことについて,仮説が正しかったと言え,さらに発展させるとよい。


 次に,気になった点であるが,中学部の自尊感情評価の解釈について,生徒自身の問題に原因を求めるのではなく,どのような指導改善を行わなくてはならないかという視点を強調してほしい。生徒自身の自己認知の要因に加え,どのような教育的アプローチを行うか手立ての問題について検討する必要がある。特に,具体的な評価指標の設定に対する検討をさらに充実させてほしい。「叱る・褒める」などよりよい教育活動につながる評価方法を追求してほしい。本校中学部の「協力する力」のテーマの元,様々な地域と連携した活動に取り組んで,どのような自己肯定感や生徒の力の向上につながったか具体的な評価指標を示す必要があるがどうか。


 分校の地域貢献活動によりどのような力を付けることがねらいなのか? どのような影響が考えられるのか? 地域貢献活動をすることそのものが目的ではなく,活動をとおして,「この力を高めた」「このような力がついた」ということを入れていただきたい。キャリア教育の観点から,ライフスキルの向上を重視していると捉えられるが,ライフスキル向上を目指した取組と解釈してよいか?


 A 中学部における全体のテーマとしての「協力する力」の元,各教科等の指導(授業),学級活動を通じて教員が評価を行った。委員指摘のとおり,より具体的な評価指標を設定した学校評価に改善したい。

 分校では,入学時の状態から自己肯定感や自己理解を高める課題が優先される。教育活動を通じて,自己の将来について考え,自己を見極める力を付けてやりたい。その上で,委員からの指摘を踏まえ,具体的な指標設定に努めたい。地域貢献活動によりどのような力を付けたいか具体的に示すようにしたい。評価の仕方についてもいろいろな方法について検討し,適当なものにしていきたい。


 中学部では生徒による自己評価と教員による他者評価を試行的に実施した。その結果,双方のギャップがあることが分かり,それらを埋めるための取組を行うことが課題と認識している。


<大学院准教授>
 中学部のコメントに対して,「自分を知る」ということの解釈には,「自己・他者評価を合わせて解釈する」ことと「1年実施してみて,目標設定の修正に気付くことが大切」という点について検討してもらいたい。また,「協力」や「連携」の関連付けについても更に検討を加えてほしい。

 


<商工会青年部部長>
 児童生徒が意欲的に教育活動に取り組めている。SNSの活用においては,LINEやツイッター,インスタグラムなどの活用が急速に発展している。子供たちにとって便利であり危ないものである。メダカの販売においても広範囲の年代がやっているなど問題となっている面もある。今後,こうしたことを受けて勉強会があればよいし,こうしたツールの活用は人がつながる上でとても大事なことになってくると思う。「できる-できない」にこだわらず,「チャレンジ」を進めてほしい。「できない」ことを見られることが恥ずかしいと思う子供が多いが,失敗を恐れないことを伝えて
ほしい。

 


<PTA会長>
 親として我が子に対する思いは様々あるが,みまカフェ等の参観を通じて本人なりによく頑張っているのだと感じる。親としてもできるだけ応援したいという気持ちに変わりはない。コロナ禍であってもよく頑張ったと思う。

 

<児童養護施設施設長>
 施設入所生が本校に在籍している。3月で高等部を卒業する入所生全員の進路移行先が無事に決まりよかった。数名が県外出身であったが,目処が立ってよかった。生徒指導上の問題は,早期からの対応の必要性を強く感じる。今後,在学中に継続した指導を学校にお願いしたい。また,様々な生徒指導上の問題に対応するため,進路指導やサポート会議と同様,生徒指導に特化したケース会議の開催なども希望したい。

 


<学校長>
 今年度,最終回として多くの提言をいただけて感謝申し上げる。実現可能な内容を精査し,学校全体で達成できるようにするためのグランドデザインの提案につなげたい。


 学校評価に関しては,結果の評価をどのようにするか,プロセスをどのように評価につなげるかなどについてさらに充実させたい。学校報告にあったように「分かったこと・認められた経験」を積み重ねる教育を続け自尊感情を高める取組に対する評価の在り方を検討したい。


 キャリア・パスポートの活用が注目されており,自己の学習活動の振り返りをどのように効果的に行うか今後の課題としたい。


 今後も地域に愛される学校としての取組を行っていきたい。